パイロット概要
このパイロットの範囲・時期・チーム・重点を、ひと目で把握できます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 国 | アフガニスタン |
| 実施期間 | 3か月 |
| 期間 | 2026年8月1日〜10月31日 |
| チーム | プログラムリード1名・医師2名・フィールドワーカー2名 |
| 目標患者数 | 100人 |
| テクノロジー | Welnote |
| 主要な重点 | 継続的なケア |
| ステータス | パイロットパートナー募集中 |
1プログラム概要
目的
アフガニスタン・パイロットプログラムでは、フィールドワーカー、リモートの医師、プログラムの調整担当がひとつの記録でつながり、患者のフォローアップを途切れさせずに続けます。リソースの限られた地域でも、オフライン対応のWelnoteで遠隔のチームによるケアが成り立つかを確かめるのが狙いです。
範囲はあえて絞っています。大規模な臨床成果を狙うのではなく、現場の運用とワークフローを検証することが目的です。
パイロット期間
2026年8月1日〜2026年10月31日。
対象地域
未定(TBC)。次の基準に基づき、実施パートナーとともに地区を選定します。
- 現地パートナーの既存の活動拠点
- フィールドワーカーの確保
- 紹介先となる医療機関(病院)へのアクセス
- 地域社会の受け入れ
- モバイル端末の確保
- 基本的な携帯通信網の有無
2パイロットチーム
中核チーム
| 役割 | 人数 | 担当業務 |
|---|---|---|
| プログラムリード | 1 | プログラムの統括、パートナー調整、報告 |
| リモート医師 | 2 | 患者との直接のやり取り、ケースの作成とレビュー、ケアプラン、医療機関への紹介 |
| フィールドワーカー | 2 | 患者登録、フォローアップ訪問、データ収集 |
パートナー組織
このパイロットは、現地で登録された1つ以上の実施パートナーを通じて実施されます。パートナーの担当業務には次のものが含まれる場合があります。
- 地域社会との関わり
- フィールドワーカーの採用
- 臨床面の指導・監督
- 紹介先医療機関との連携
- 規制および運用上の承認
3パイロットの範囲
対象とするサービス
初期は、次のような継続的なケアとフォローアップに重点を置きます。
- 妊産婦の健康フォローアップ
- 産後フォローアップ
- 小児の健康フォローアップ
- 栄養モニタリング
- 慢性疾患のフォローアップ
- 一般的な地域健康チェックイン
対象外
このパイロットでは次を提供しません。
- 緊急対応サービス
- 病院運営
- 薬剤の調剤・配布
- 画像診断
- 検査室業務
- 自律的なAI診断
- 現地の臨床的権限の代替
4パイロットのワークフロー
ステップ1 — 患者との接点・ケース作成
ケースは現場でも遠隔でも作成できます。フィールドワーカーが地域で患者を訪問するほか、医師が患者に直接連絡してケースを作成することもできます。作成時には次のような対応を行います。
- 登録
- 同意の確認
- 状態の観察
- 症状の聞き取り
- フォローアップの記録
ステップ2 — 症例の送信
症例情報は端末上にローカル保存され、接続が利用可能になった時点で同期されます。
ステップ3 — 臨床レビュー
リモートの医師が送られてきた症例を確認し、次のような対応を行います。
- フォローアップの推奨
- 医療機関への紹介の提案
- 追加情報の要請
ステップ4 — フォローアップ
フィールドワーカー、または患者と直接やり取りしている医師がフォローアップを行い、結果を記録します。
ステップ5 — プログラムのモニタリング
プログラムリードは、個々の臨床記録にはアクセスせず、集計された指標と運用状況を確認します。
5目標活動量
このパイロットは規模の拡大ではなく、ワークフローの検証を目的としています。目標値はパートナーの意見を踏まえて調整することがあります。
| 指標 | 目標 |
|---|---|
| 登録患者数 | 100人 |
| レビューした症例数 | 100〜200件 |
| 完了したフォローアップ訪問 | 50件以上 |
| 完了した臨床レビュー | 送信症例の90%以上 |
| プログラム期間 | 3か月 |
6テクノロジー
Welnoteモバイルアプリ
フィールドワーカーが次の用途で使用します。
- オフラインでのデータ収集
- 患者の追跡
- フォローアップのスケジューリング
- 症例の送信
Welnote Webポータル
医師とプログラムリードが次の用途で使用します。
- 症例レビュー
- ケアプランニング
- プログラムのモニタリング
- 報告
データの原則
- オフラインファーストの運用
- ストア・アンド・フォワード同期
- 識別IDによる患者記録(実名は任意)
- 監査ログ
- ロールベースのアクセス制御
7モニタリングと成功基準
運用上の成功
次の場合、このパイロットは運用上成功とみなされます。
- フィールドワーカーがプラットフォームを継続的に利用する
- 症例をリモートでレビューできる
- フォローアップ活動を追跡できる
- データ同期が安定して維持される
- 医療機関への紹介の流れが期待どおりに機能する
明らかにしたいこと
このパイロットは、次の問いへの答えを求めます。
- フィールドワーカーは、必要な患者データをオフラインで的確に記録できるか。
- 医師は、十分な情報をもとに症例を遠隔で判断できるか。
- 患者のフォローアップを、より途切れなく追えるか。
- プログラムの報告を、より少ない事務負担で作成できるか。
- 本格展開の前に、どんなワークフローの改善が必要か。
8プライバシーと保護措置
患者のプライバシー
このパイロットは、必要最小限のデータ収集という原則に従います。対策には次のものが含まれます。
- デフォルトは識別ID。実名は同じプログラムのメンバーにのみ表示(行レベルセキュリティで保護)
- アクセス権限の管理
- 通信データの暗号化
- 監査証跡
- 患者情報を一般に公開しない
臨床上の境界
フィールドワーカーは、情報を集め、フォローアップを行い、気になる点があれば医師へ引き継ぎます。
フィールドワーカーは次を行いません。
- 疾患の診断
- 治療の処方
- 医師の代替
臨床判断は、あくまで有資格の医療専門職が担います。
9予算サマリー
初期のパイロット予算は小規模で、主に人件費と運用に充てる見込みです。詳細は実施パートナーとともに最終調整します。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 医師謝礼 | 15万円 |
| プロダクト開発・運営費 | 45万円 |
| 通信・端末・SIM等 | 10万円 |
| 翻訳・通訳 | 5万円 |
| 調査・評価 | 20万円 |
| 法務相談 | 15万円 |
| 予備費 | 10万円 |
| 合計 | 120万円 |
10パートナーへのフィードバック依頼
Welnoteは、次の4つの領域にわたるフィードバックを歓迎します。
臨床
- 適切なサービス範囲
- 医療機関への紹介の流れ
- 臨床面の指導・監督の要件
運用
- 人員配置の前提
- 地域社会との関わり方
- 研修の要件
規制
- ライセンスに関する検討事項
- データ取り扱いの要件
- 展開の承認
プログラム設計
- 対象とする患者集団
- 成功指標
- 持続可能性に関する検討事項
11次のステップ
開始前
- パイロット地区の確定
- 実施パートナーの確定
- 臨床チームの確定
- 運用手順の最終化
- 研修の実施
- フィールド準備状況レビューの完了
パイロット期間
2026年8月1日〜2026年10月31日。
パイロット後
- 運用の振り返り
- パートナーとのフィードバック会
- 学びをまとめたレポート
- フェーズ2拡大の判断
